年長組の共同制作「こいのぼり」

本来なら5月の端午の節句に合わせて飾る「こいのぼり」

毎年年長組がみんなで一つの大きなこいのぼりを製作しています。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策による登園自粛依頼が5月末まで続き、なかなか全員が揃いませんでしたが、6月に入り、自粛が解除されやっと完成しました!

さっそくみんなが通る廊下に飾ってお披露目です。子ども達は大喜び。保護者の方がお迎えに来た時には「見て!見て!」と嬉しそうに話す姿が見られました。

「作っている時、どんなことが楽しかった?」と質問してみたら・・・

「シールを貼っている時」

「シールを貼って色を塗った後、シールを剥がしたら、そこのところが白くなっているところ」

「色を塗ったところ」

と色々な感想を聞かせてくれました。

毎年様々な手法でこいのぼりを作ります。今年はうろこ1枚が子ども一人分の表現スペースで、シールを好きなように貼り、筆で色を塗って乾いたらシールを剥がす方法でした。鮮やかで素敵なこいのぼりですね。飾ったのと同時に、子ども達が「作ったことをお知らせするポスター」も書きました。

読んだ感想は・・・「確かに!」

子ども達も心待ちにしていたんでしょうね。素直な気持ちが書かれています。

なぜ「こいのぼり」を飾るのか、その意味や由来は?

鯉は汚れた沼や池などでもしっかりと生きていける力を持っている魚。中国に古くから伝わる登竜門の伝説や、”鯉の滝登り”という言い伝えから、立身出世の象徴とされていたんです。

「愛する我が子が、鯉のように強く立派に出世していきますように」という親の愛情が、しっかりと表現され受け継がれているんですね。それは古く、江戸時代から始まっていると言われています。

この先も何が起こるか分からない世の中ですが、子ども達がみんな元気に大きくすくすくと育ちますように!」そんな願いを年長組のこいのぼりにかけたいと思います。